人材紹介会社はひとつの企業としてどのようにして利益を得ているのでしょうか。
人材紹介会社の報酬は
人材紹介会社の位置づけは、転職希望者(求職者側)の立場からですと、有料職業紹介会社ということになり、採用する企業側からすれば、人材を紹介してもらうわけですから、人材紹介会社となるわけです。
しかし、「有料職業紹介会社」という言葉だけでは、転職希望者からすると仕事を紹介してもらうためにはお金が必要、つまり有料であるというイメージを強く受けます。
これは前項でもお話いたしましたように、正しくは求職者(登録者)から報酬を貰うわけではなく、人材を採用する側の企業の方から成功報酬料として、互いに事前に取り決めた契約に基づいて支払がおこなわれるというかたちになります。
数年程度前までは、人材紹介会社はは求職者と企業側の双方から報酬をもらえるという仕組みになっていましたが、現在においては求職者側に費用が発生することはほぼありません。
たしかに転職を希望される方は現在はもちろんのこと、将来においても経済面でひじょうに不安を抱えている方が多く、そのような立場の方からたとえ少額といえども費用を請求するというのは少々厳しいということで、求職者側には費用が発生しないというのは当然の成り行きなのかもしれません。
許可事業である人材紹介会社
信頼のおける人材紹介会社という意味で大切なことがあります。
それは人材紹介会社が有料職業紹介会社という「事業」を始めるにあたっては厚生労働大臣の許可が必要で、この許可がないと仕事ができないという仕組みになっていることです。
きちんと許可を取得した会社であるかどうかについては、許可番号がすべての有料職業紹介会社に割り当てられていますので、その会社の会社概要などを見れば簡単にわかります。
たとえば、有料職業紹介事業として「厚生労働大臣許可番号:13-ユ-0xxxxx)」といったような番号が記載されているはずですので、もし利用される際は念のために確認だけはしておくべきでしょう。